ツバメシジミ(燕小灰蝶)
出現期 3月〜10月 / シジミチョウ科
名前の通り、ツバメのような尾 (尾状突起)を持つ。翅の表面はオスが青色、メスが黒色もしくは灰色。稀に青色のメスも。幼虫の食草は カラスノエンドウなどのマメ科。 |
ルリタテハ(瑠璃立羽)
出現期 6月〜10月 /タテハチョウ科
黒い翅に鮮やかな瑠璃色の帯が走っているのが特徴。すばしっこく人が近づくとあっという間に飛んでゆく。翅は裏側が枯葉状になり、閉じている事が多い。幼虫の食草はユリ科やサルトリイバラ科。 |
クロセセリ(黒せせり)
出現期 5月〜9月 / セセリチョウ科
クロセセリは九州・中国・四国の暖かい地方に生息する。こげ茶色の翅に白い斑点が特徴。素早く飛び回るため 黒い弾丸と呼ばれる事もある。幼虫の食草はミョウガ・ゲットウの葉。 |
イシガケチョウ(石崖蝶)
出現期 5月〜10月 / タテハチョウ科
別名 イシガキチョウ。羽に走った黒筋が地図のように見える為、台湾では「 地図蝶」と呼ぶ。石や木の葉の模様と一緒になって見分けにくい。幼虫の食草は イヌビワ・イチジク・ガジュマル。 |
ムラサキシジミ(紫小灰蝶)
出現期 6月〜3月 /シジミチョウ科
青紫色の差す美しい翅が特徴。 ムラサキツバメに非常に似ているが、 ムラサキシジミには後翅に突起 (尾状突起)がない。幼虫の食草はアラガシなどのブナ科常緑樹。 |
イチモンジチョウ(一文字蝶)
出現期 6月〜10月 / タテハチョウ科
イチモンジチョウという名前の通り、翅に綺麗な白紋のラインがある。よく似たアサマイチモンジとは、前翅の中央に白紋があるかどうかで区別。幼虫の食草はスイカズラなどのスイカズラ科植物。 |
ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
出現期 5月〜10月 /シジミチョウ科
大きさはモンシロチョウ大で、翅の裏には模様がなく真っ白。表面は茶色地に雄ならオレンジ色、雌なら白色の紋。翅の角が丸は夏型、角ばるのは秋型。幼虫の食草はマメ科の フジ・クズの花 。 |
メスグロヒョウモン(雌黒豹紋)・オス
出現期 6月〜10月 / タテハチョウ科
雄と雌が性別以外ではっきりと区別出来る現象「 性的二形」の代表的な蝶。オスはオレンジ色が基調。前翅に雌を刺激する物質を含んだ、 性標と呼ばれる模様が3本並んでいる。 |
メスグロヒョウモン(雌黒豹紋)・メス
メスはオスより地味で黒い翅に白斑と帯状模様が特徴。翅の表は全く違うが、裏はほぼ同じ模様をしている。飛ぶ速度はあまり速くない。幼虫の食草はスミレ。食草が減ってしまい、本種を絶滅危惧種に指定している自治体も。 |
クロコノマチョウ(黒木間蝶)
出現期 夏〜秋 /ジャノメチョウ亜科
擬態がうまく木の幹や葉の上にとまると見分けがつかない。夏型と秋型があり、夏型の クロコノマチョウは翅の突起が少なく秋型の方が木の葉により近い。幼虫の食草は ススキ・ジュズダマ・ヨシ。 |
サトキマダラヒカゲ(黒黄斑目陰蝶)
出現期 4月〜9月 / ジャノメチョウ亜科
名前の通り日陰を好み、花ではなく樹の幹などに翅を閉じて留まることが多い。 ヤマキマダラヒカゲに酷似。幼虫の食草はタケ・ササ。 |
スミナガシ(墨流し)
出現期 5月〜8月 / タテハチョウ科
スミナガシの翅は光に当たると綺麗な青緑に光る。地域によっては絶滅危惧種に指定されている。幼虫は頭部に長い角(突起)を持ち、大変ユニークな姿をしてる。 |
カラスアゲハ(烏揚羽)
出現期 4月〜9月 / アゲハチョウ科
翅の表面が青色や緑色に輝いて大変美しい蝶。 カラスアゲハの雄は前翅のビロード状の毛、雌は後翅の赤い斑点が大きい事が特徴。この写真のカラスアゲハはメスと予想される。 |
ジャコウアゲハ(麝香揚羽)
出現期 春から夏 / アゲハチョウ科
雄の腹部から 麝香(甘く粉っぽい香気成分)の香りがするので ジャコウアゲハと呼ばれる。繁殖力が強く、エサがなくなると共食いを始める事も。毒を持っており、鳥はこの蝶を食べようとはしない。 |
サカハチチョウ(逆八蝶)
出現期 春と夏 / タテハチョウ科
名前の由来は翅の白い筋が八の字を逆さまにしたように見えるから。春型と夏型では別の蝶に間違えるほど見た目が異なる。この サカハチチョウは春型で、夏型は翅がほとんど黒色に。 |
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
出現期 春〜秋 / ジャノメチョウ亜科
特徴的な模様( 蛇の目紋)は個体差があるが、ほとんどは左右に5つずつ。 ヒメウラナミジャノメは絶滅危惧種のウラナミジャノメに似ている。 |
キタテハ(黄立羽)
出現期 春か〜秋 / タテハチョウ科
キタテハは花や樹液、腐った果実の汁などを好む。シータテハに似ているが、翅の縁の凹凸がくっきりして先端が丸いことなどから区別する。翅の裏は枯葉にまぎれる保護色になる。 |
キチョウ(黄蝶)
出現期 ほぼ一年中 / シロチョウ科
キチョウは世界中に分布し、多様な亜種がある。南西諸島に分布するものを「キチョウ」、本州に分布するものを「キタキチョウ」と呼ぶ。外見だけでは識別が困難。 |
スジグロシロチョウ(筋黒白蝶) 出現期 春〜夏 / シロチョウ科
スジグロシロチョウは「翅脈」と呼ばれる部分の周りの鱗粉が黒いのが特徴。春型と夏型があり、この蝶は色あせた夏型。幼虫の食草はイヌガラシなどのアブラナ帰化植物。 |
ムラサキツバメ(紫燕)
出現期 5月〜11月 / シジミチョウ科
ムラサキツバメは南方系の蝶だが、90年代後半からは東北でも観測されている。幼虫は体からアリの好む液体を分泌し、提供する代わりに守ってもらう 共生を行う。 |
ベニシジミ(紅小灰蝶)
出現期 春から秋 / シジミチョウ科
ベニシジミは春頃、日当たりの良い場所でよく見られる。人間によって荒廃した土地でよく繁殖する。春型は赤橙色部分が鮮やかで、夏型は黒褐色部分が太くなる。 |
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)・メス
出現期 4月〜11月 / タテハチョウ科
ツマグロヒョウモンは毒を持つ蝶・カバマダラに擬態して身を守る( ベイツ型擬態)。幼虫はスミレ類を食草とする。 |
ツマグロヒョウモン・オス
鳥や昆虫などは雄の方がカラフルで美しい事が多い( 性的二形)。しかしツマグロヒョウモンの雄は色合いが地味で、カバマダラにも擬態しない。 |
ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)
出現期 3月〜11月 / シジミチョウ科
ルリシジミの翅は表面が雄は明るい青色、雌はふちが広い黒色が特徴。裏は白地に黒色の斑点がある。地面で吸水したり花の蜜を吸う姿がよく見られる。 |
ツマグロキチョウ(褄黒黄蝶)・夏型
出現期 ほぼ一年中 / シロチョウ科
近似種のキチョウとの違いの一つは前翅の先端にあり、尖っていれば ツマグロキチョウ。詳細は ツマグロキチョウ特設ページに |
ツマグロキチョウ・秋型
秋型は夏型に比べて色が赤っぽく、より木の葉に近い色になる。食草である カワラケツメイが河川開発などで減ってしまい、地域によってはツマグロキチョウを 絶滅危惧種U類に指定。
詳細は『 ツマグロキチョウの世界』に |
モンシロチョウ(紋白蝶)
出現期 3月〜10月 / シロチョウ科
日本全国に分布している。真っ白い翅に、黒紋が一つの大変シンプルな蝶。翅の付け根が黄色いのも特徴。幼虫の食草はアブラナ科植物で、畑などで飛んでいる モンシロチョウをよく見る。 |
アサギマダラ(浅葱斑)
出現期 5月〜10月 / タテハチョウ科
アサギマダラは長距離を移動できる為、翅に捕獲場所・年月日・などを記入して放蝶。再び捕獲された場所や日時によって移動距離を調べる。
直線距離で1,500km以上移動した個体もいる。 |
オナガアゲハ(尾長揚羽)
出現期 春から秋 / アゲハチョウ科
オナガアゲハは日本全国に分布しており、 ツツジや彼岸花などの蜜を好む。クロアゲハに似ているが、羽の形が細長い印象で特に尾が長く見えるため尾長揚羽と呼ばれる。 |
ナガサキアゲハ(長崎揚羽)
出現期 4月〜10月 / アゲハチョウ科
日本産の蝶ではモンキアゲハやオオゴマダラに並ぶ最大級の種類で、メスがオスよりも大きいのが特徴。 ナガサキアゲハは人里の近くでよく見られる。 |
コミスジ(小三條)
出現期 4月〜11月 / タテハチョウ科
コミスジは雑木林の蝶の代表格。翅を開くと模様が「三」の字に見えるのでこの名前で呼ばれる。数回羽ばたいた後、グライダーのように翅を水平に開いて滑空する飛び方が特徴。 |
イチモンジセセリ(一文字せせり)
出現期 5月〜10月 / セセリチョウ科
翅の白い紋が「一」の字に見えるので イチモンジセセリ。幼虫の食草はイネ・ ススキなど。その為イネツキムシ・イネツトムシなどと呼ばれている。 |
ナミアゲハ(並揚羽)
出現期 3月〜10月 / アゲハチョウ科
アゲハチョウと呼ばれており、日本の家紋にもよく使われた。キアゲハに似ているが、キアゲハは ナミアゲハより前翅のつけ根が黒ずんでいて名前どおり黄色みが強いので区別できる。 |
ヤマトシジミ(大和小灰蝶)
出現期 春〜秋 / シジミチョウ科
ヤマトシジミは1〜2cm程の小さな蝶で、オスは翅の表面が薄い藍色、メスは黒色。幼虫はどこでも自生出来るカタバミを食べるため、都会や山中など様々な場所で見ることが出来る。 |
クロアゲハ(黒揚羽)
出現期 3月〜10月 / アゲハチョウ科
クロアゲハは縁起の悪い蝶とされることもある。ミカン科の葉を好む暖地系で、庭先や公園でよく見られる。春型は夏型よりも小型で、色もより濃い黒色をしている。 |
アカタテハ(赤立羽)
出現期 秋 / タテハチョウ科
森林周辺の日当たりの良い場所に生息し、都市でもよく見られる。 アカタテハは不規則な軌道を描きながら速く飛ぶのが特徴。花や腐った果実、獣の糞や樹液を好む。 |
ダイミョウセセリ(大名せせり)
出現期 5・7・8月 / セセリチョウ科
ダイミョウセセリは北海道から長崎県まで林地に分布し、平地ではあまり見られない。翅の白帯模様は産地によって濃淡がある。後翅に白斑が入った個体は関西型、白斑がない個体は関東型。 |
ウラナミシジミ(裏波小灰)
出現期 一年中 / シジミチョウ科
ウラナミシジミは移動性が高い蝶で、春〜秋にかけて温帯域に移動するが冬には寒さで死滅。西日本の温暖地域では1年中見られるが、東日本では夏〜秋にかけて多く見られる。 |
アオスジアゲハ(青条揚羽)
出現期 5月〜10月 / アゲハチョウ科
翅は黒地に中央に青色の帯が上から下に貫く。翅の青色は、鱗粉の色ではなく翅膜の色彩。羽化直後は緑黄色だが、太陽の光を浴びるとよりきれいな青色へと変色していく。雌雄の判別難しい。 |
モンキアゲハ(紋黄揚羽)
出現期 5月〜9月 / アゲハチョウ科
モンキアゲハは後翅に大型の黄白斑が見られるのが特徴。日本ではオオゴマダラやナガサキアゲハと並ぶ最大級の蝶。西日本に分布し、幼虫は ユズやタチバナの葉っぱを食用とする。 |
ヒョウモンチョウ(豹紋蝶)
出現期 不明 / タテハチョウ科
タテハチョウ科の ヒョウモンチョウには、間違いないと思うが、名称不明・・・。 |
キアゲハ(黄揚羽)
出現期 4月〜10月 / アゲハチョウ科
キアゲハは春型と夏型の差が大きく、夏型はコオニユリなどユリ科の花を好むようで、翅裏に赤茶色の花粉をいっぱいつけた個体をよく見かける。 |