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トンボ・蜻蛉(とんぼ)
トンボ(とんぼ、蜻蛉)の 写真・画像(拡大写真)
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トンボ
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梅の花
高知県中西部
地域で、日常観察される
トンボ
(
とんぼ
、
蜻蛉
)について写真(拡大写真あり)で紹介しています。現時点での掲載トンボの数はまだまだ少ないですが、今後順次観測個体数を増やしていく予定です。
南側に太平洋、北側に四国山脈をもつ土佐の高知は、雨量も多く四万十川、仁淀川、物部川などの一級河川をはじめとする大小沢山の河川があります。それらの河川に付随する平野部の湿地帯や池など、トンボ(ヤゴ)の生息に適した多くの場所があります。
ここ高知県中西部のさらに西の四万十市には、世界初のトンボ保護区として有名な「
トンボ自然公園
」もあり、日本の中でも有数のトンボ生息地域になっています。
このページのトンボの名称をはじめとする情報は、次の文献を参考にさせていただきました。『土佐のトンボ』(浜田康著、平成3年高知新聞社)、『中国・四国のトンボ図鑑』(杉村光俊・小坂一章・吉田一夫・大浜祥治著、2008年いかだ社)
※このページの写真ファイルの無断使用を禁止します。Yukisoft Corporation
アイコン
のあるトンボは、写真または
をクリックすると拡大写真を表示します。
※最も美しい赤トンボと言われる
ミヤマアカネ
(
深山茜
)の世界を、写真で解説したページを新設しました。
『
ミヤマアカネの世界
』へ
【 更新履歴 】
2011/09/26
オオイトトンボ
を新規掲載。
2011/09/07
シオカラトンボ
の画像差し替え。
2011/09/06
ギンヤンマ
を新規掲載し、
ショウジョウトンボ
の写真を入れ替えました。
2011/08/30
ショウジョウトンボ
、
クロイトトンボ
の画像追加。
2011/08/20
コシボソヤンマ
と
ミルンヤンマ
の2種を新規掲載。
カトリヤンマ
の写真1枚を同定ミスで削除。
2011/08/18
オニヤンマ
、
シオカラトンボ
、
ウスバキトンボ
の画像差し替え。
2011/08/11
カトリヤンマ
、
アジアイトトンボ
の2種を新規掲載。
クロイトトンボ
(♀)、
ホソミイトトンボ
(夏型♀)を追加。
トンボ一覧
アオモンイトトンボ
アキアカネ
アサヒナカワトンボ
アジアイトトンボ
ウスバキトンボ
オオイトトンボ
オオシオカラトンボ
オニヤンマ
カトリヤンマ
キイトトンボ
ギンヤンマ
クロイトトンボ
クロスジギンヤンマ
グンバイトンボ
コオニヤンマ
コシボソヤンマ
コノシメトンボ
シオカラトンボ
シオヤトンボ
ショウジョウトンボ
ダビドサナエ
ナツアカネ
ハグロトンボ
ハラビロトンボ
ヒメサナエ
ホソミイトトンボ
マユタテアカネ
ミヤマアカネ
ミヤマカワトンボ
ミルンヤンマ
ヤマサナエ
オニヤンマ(鬼蜻蜒)
産卵中の
オニヤンマ
(♀)。この時は約10分間程度産卵シーンを撮影できた。
(撮影:2011/08/14、高知県中西部)
垂れ下がった蔓で翅を休める
オニヤンマ
(♂)
(撮影:2010/09/05、高知県中西部)
オニヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
オニヤンマ科
に属する日本最大のトンボです。体長はオスで8.5〜9.5cm、メスは大きいもので11cm程度になるそうです。胸部・腹部はオニヤンマ・カラーと言われる黒地に黄色のストライプで、複眼が一点で接しているのが特徴。羽化の写真を整理してみると、撮影年が2004年、2007年、2010年と3年毎になっており、オニヤンマは幼虫から成虫になるのに3年程度要するいう事だろうか?この写真の産卵シーンも羽化の場所と同じ場所で、ネコヤナギの木やクレソンが生える泥底があって常時少量の水が流れており、
オニヤンマ
の育ち易い環境なのかも知れません。
羽化したばかりの
オニヤンマ
(♀)
(撮影:2011/07/07、高知県中西部)
腹部先端を用水路の土中に差し込んで産卵している
オニヤンマ
(♀)
(撮影:2011/08/14、高知県中西部)
翅を休める
オニヤンマ
(♂)
(撮影:2010/09/05、高知県中西部)
カラムシ(イラクサ科の多年生植物)の葉で羽化する
オニヤンマ
(撮影:2004/06/30、高知県中西部)
産卵行動最中の
オニヤンマ
(♀)、後方にはサワガニが。
(撮影:2011/08/14、高知県中西部)
産卵中の
オニヤンマ
(♀)、ピンボケだが顔が見える方向から撮影。
(撮影:2011/08/14、高知県中西部)
アサヒナカワトンボ(朝比奈川蜻蛉)
アサヒナカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/06/06、高知県中西部)
アサヒナカワトンボ
(♂)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
アサヒナカワトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
カワトンボ科
に属するトンボで、旧名称は
ニシカワトンボ
(西川蜻蛉)と呼ばれていたトンボで、2007年に
日本蜻蛉学会
の標準和名検討委員会にて新名称の
アサヒナカワトンボ
に決定されたそうです。体に金緑色の光沢があり、オスは成熟すると上写真(右)のように白い粉がふくようです。上下写真のアサヒナカワトンボのいた環境は、近辺にほとんど民家の存在しない幅3m程度の川に沿った山道です。
ミヤマカワトンボ
と共に飛び回っているのが観察された。
アサヒナカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
アサヒナカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/06/06、高知県中西部)
アサヒナカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/06/06、高知県中西部)
ミヤマカワトンボ(深山川蜻蛉)
ミヤマカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/07/04、高知県中西部)
ミヤマカワトンボ
(♂)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
ミヤマカワトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
カワトンボ科
に属するトンボで、日本産の均翅亜目の中で最も大きく、世界的にも屈指の大きさだそうです。体の色はオス・メス共に緑色がかった銅色ですが、オスの方は腹の部分が金緑色に光っている。オス・メス共に後翅に濃い褐色のバンドをもち、メスの翅には白い偽縁紋がある。これらのミヤマカワトンボの写真は、上記アサヒナカワトンボの生息場所と同じところで撮影したものです。
ミヤマカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/07/04、高知県中西部)
ミヤマカワトンボ
(♀)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
ミヤマカワトンボ
(♂)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
ミヤマアカネ(深山茜)
ミヤマアカネ
(♂)
(撮影:2010/09/16、高知県中西部)
ミヤマアカネ
(♀)
(撮影:2011/08/31、高知県中西部)
ミヤマアカネ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属し、高知県内では
クルマトンボ
(車蜻蛉)と呼んだりします。
ミヤマアカネ
の体の色は、羽化後の夏の間はオス・メス共に橙褐色ですが、オスは秋口から赤くなりはじめ成熟した状態では真っ赤になり、薄く紅色の縁紋と共に日本で一番美しいトンボと言われる所以です。夕方は山沿いの草むらなどで休んでいるのをよく見掛けます。
ミヤマアカネ
は高知県中西部でも激減しているようですが、場所によってはまだ相当数が見られます。
◎
ミヤマアカネ
(
深山茜
)の特設ページ『
ミヤマアカネの世界
』
を新設しました。入口は
こちら
です。
最も美しい赤トンボと言われる
ミヤマアカネ
の成長過程を写真(拡大写真)で紹介しています。
ミヤマアカネ
(♂)
(撮影:2010/09/26、高知県中西部)
ミヤマアカネ
(♂)
(撮影:2010/09/24、高知県中西部)
ミヤマアカネ
(♀)
(撮影:2010/09/19、高知県中西部)
ミヤマアカネ
(♂♀)
(撮影:2010/11/05、高知県中西部)
ミヤマアカネ
(♂♀)
(撮影:2010/11/05、高知県中西部)
ミヤマアカネ
(♂♀)
(撮影:2010/10/17、高知県中西部)
ナツアカネ(夏茜)
ナツアカネ
(♂)
(撮影:2010/09/29、高知県中西部)
ナツアカネ
(♀)
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
ナツアカネ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボで、
アキアカネ
と共に赤トンボとしてよく知られています。上写真2枚の
ナツアカネ
(オス)は同じ個体で、この写真のように成熟したオスは複眼を含む体全体が真っ赤になります。この
ナツアカネ
の見分け方の一つに、胸部横3本の黒条の中の線(第一側縫線)が中程で切れている点が用いられるようです。
ナツアカネ
(♂)
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
ナツアカネ
(♀)
(撮影:2010/10/07、高知県中西部)
ナツアカネ
(♀)
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
アキアカネ(秋茜)
アキアカネ
(♀)
(撮影:2010/10/27、高知県中西部)
アキアカネ
(♂)
(撮影:2010/10/30、高知県中西部)
アキアカネ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボで、
ナツアカネ
とよく似ているが胸部の黒い筋模様で見分けられるようです。胸部横3本の黒条の中の線(第一側縫線)に注目すると、
ナツアカネ
が中程途中で切断されたようになっているのに対し、
アキアカネ
の場合は線の先が段々細くなっているようです。
アキアカネ
は日本の秋の風物詩として昔から親しまれてきたが、最近は全国的に激減しているそうです。
コノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)
コノシメトンボ
(♂)
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
コノシメトンボ
(♂)
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
コノシメトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボで、翅の先に黒斑のある赤トンボの中では
コノシメトンボ
のオスが最も鮮やかな赤色になると言われています。胸の2本の黒い筋の前の筋が上の方で折れ曲がり、後ろの筋と繋がっている点で他の赤トンボと区別できるようです。上の写真のトンボも撮影した時点では
ナツアカネ
だと勘違いしていたが、翅の先の黒斑と胸の黒筋の模様から
コノシメトンボ
と同定できました。
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
シオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/08/29、高知県中西部)
シオカラトンボ
(♀)
(撮影:2011/08/14、高知県中西部)
シオカラトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属し、日本のトンボの中で最も親しまれているトンボです。日本の伝統的な童謡の名曲「とんぼのめがね」のモデルとも言われ、その歌詞の一部「とんぼのめがねは水いろめがね・・・・」のように、成熟したオスの複眼は深みのある水色になるそうです。トンボ関連の書籍や資料によると、最も一般的に見られるトンボとあるが、2010年現在の高知県中西部では
ミヤマアカネ
や
オオシオカラトンボ
などに比べて、かなり個体数が少ないように思います。
シオカラトンボ
(♂♀)
(撮影:2011/09/06、高知県中西部)
産卵中の
シオカラトンボ
(♂♀)
(撮影:2011/09/06、高知県中西部)
シオカラトンボ
(♂♀)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)
シオヤトンボ
(♂♀不明)
(撮影:2011/04/23、高知県中西部)
シオヤトンボ
(♂♀不明)
(撮影:2011/04/26、高知県中西部)
シオヤトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボ。
シオカラトンボ
の仲間で春の早い時期から姿を見せます。上の写真の
シオヤトンボ
もこの年の4月23日に、前日の
シオカラトンボ
(♀)に続いて出会ったトンボです。上写真の左側は羽化直後のようでした。写真のような未熟な状態では雌雄共に黄地に黒縞模様で、これらの写真だけでは雌雄の判別に難しいようです。左右の写真で、腹部の尾部の形から判断すると左が♂で、右が♀のように見えますが自信はありません。
マユタテアカネ(眉立茜)
マユタテアカネ
(♂)
(撮影:2010/08/22、高知県中西部)
マユタテアカネ
(♀)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
マユタテアカネ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属し、雌雄共に顔面に眉斑と呼ばれる一対の黒い紋をもつようです。なお、下写真の右端のトンボのように、メスの中には
翅の先に褐色紋があるタイプも存在しています。
当初上下の写真のトンボを
ヒメアカネ
と同定していましたが、眉斑の存在により
マユタテアカネ
に修正しました。これらの写真の
マユタテアカネ
は、高知県中西部の集落から数Km程度山奥に入った林道沿いで撮影したものです。
マユタテアカネ
(♂)
(撮影:2010/08/22、高知県中西部)
マユタテアカネ
(♂♀)
(撮影:2010/10/17、高知県中西部)
マユタテアカネ
(♀)で、翅の先に褐色紋があるタイプ。
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
マユタテアカネ
(♂)
(撮影:2010/11/01、高知県中西部)
マユタテアカネ
(♀)
(撮影:2010/09/12、高知県中西部)
マユタテアカネ
(♂♀)
(撮影:2010/10/10、高知県中西部)
ハラビロトンボ(腹広蜻蛉)
ハラビロトンボ
(♀)
(撮影:2011/07/23、高知県中西部)
ハラビロトンボ
(♀)
(撮影:2011/07/23、高知県中西部)
ハラビロトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボです。
ハラビロトンボ
は腹部が幅広くなった小型のトンボです。割と普通に見られるトンボらしいですが、私のホームグラウンドである山間部では見たことがなく、少し遠征した際にお寺の境内近くで一頭のみ休止しているのを撮影したものです。
ウスバキトンボ(薄翅黄蜻蛉)
ウスバキトンボ
(♀)
(撮影:2010/09/09、高知県中西部)
ウスバキトンボ
(♀)
(撮影:2010/08/01、高知県中西部)
ウスバキトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボで、胸部などは内部が透き通って見えそうな感じで、一見柔らかく弱々しいトンボのように見えます。しかし、実際には長距離渡りの可能な非常に飛ぶ力の強いトンボのようです。上部写真のように頭部を前方に傾けている場合は、完全休憩モードのようです。だから結構近づいて撮影しても逃げなかったのかも知れません。日中、空気の流れの良さそうな地上2〜4m程度の空間で群れをなして飛び交っているのを良く見かけます
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)
ハグロトンボ
(♂)
(撮影:2010/08/01、高知県中西部)
ハグロトンボ
(♀)
(撮影:2010/08/08、高知県中西部)
ハグロトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
カワトンボ科
に属するトンボで、高知県では地域によっては”神様トンボ”や”仏トンボ”と呼ばれたりしているようです。雌雄共に翅は黒っぽく紋がなく、雄の胴体は金緑色に光り、雌の胴体は焦げ茶色を帯びたように見えます。これらの写真の
ハグロトンボ
、1.5〜2m程度近づくと直ぐに遠くに飛ぶ為なかなか接写できず、しかも薄暗い場所にいる事が多く撮影に苦労しました。たまたま日が差し込んでいる葉の上に止まった所を撮影しています。
ハグロトンボ
(♂)
(撮影:2010/08/08、高知県中西部)
ハグロトンボ
(♀)
(撮影:2010/08/08、高知県中西部)
ハグロトンボ
(♂)
(撮影:2010/08/01、高知県中西部)
クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜒)
田んぼの上を飛翔中の
クロスジギンヤンマ
(♂)
(撮影:2011/05/22、高知県中西部)
用水路上を飛翔中の
クロスジギンヤンマ
(♂)
(撮影:2011/06/03、高知県中西部)
クロスジギンヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
ヤンマ科
に属するトンボです。春から初夏に現れるヤンマで、ギンヤンマに似ているが胸の2本の黒い筋があり区別できるようです。成熟したオスの第2〜3腹節は鮮やかな青色、また第7節まで鮮明な青色の紋が存在します。上写真の
クロスジギンヤンマ
は、田んぼの上を飛び回り全く止まる様子を見せず、取り敢えず飛翔中の写真を撮りましたが、機会があればクローズアップした姿を写真におさめたいと思います。
ギンヤンマ(銀蜻蜒)
産卵中の
ギンヤンマ
(♂♀)
(撮影:2011/09/03、高知県中西部)
連結飛翔中のギンヤンマ(♂♀)
(撮影:2011/09/03、高知県中西部)
ギンヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
ヤンマ科
に属するトンボです。
ギンヤンマ
は”ヤマ”、”シブ”などなど多くの愛称を持ちヤンマ科の中でも馴染み深いトンボだそうです。上写真の
ギンヤンマ
は、耕し水が張られた田んぼで他の多くのトンボ(ウスバキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボなど)に混じって産卵活動行動をしていました。前の青いトンボがオスで、後ろの赤いトンボがメスです。
コオニヤンマ(小鬼蜻蜒)
孟宗竹の囲いの上で休む
コオニヤンマ
(♀)
(撮影:2010/08/31、高知県中西部)
畑の中の鉄杭で休む
コオニヤンマ
(♀)
(撮影:2010/07/31、高知県中西部)
コオニヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
サナエトンボ科
に属するトンボです。この写真のトンボ、当初
オニヤンマ
と思っていたが、良く見ると胸部の黄色の模様が異なるので、さらに詳細に調べた結果
コオニヤンマ
と判明。
コオニヤンマ
は複眼が離れていたり、
オニヤンマ
はぶら下がるように止まるが、
コオニヤンマ
はこの写真のようにベタッと伏す形で止まるようです。また、
コオニヤンマ
は後肢が非常に長いのが特徴だそうです。敏感で人が近づくと直ぐに逃げるそうですが、この右写真の
コオニヤンマ
も5m程度近づいた地点で写真を撮り、さらに接近して撮ろうとしたが横から
オオシオカラトンボ
が割り込み、そのまま両トンボが揉み合いながら遠くに行ってしまいました。後日撮影した左写真の
コオニヤンマ
は3m辺りまで接近できた。
コオニヤンマ
(♂)
(撮影:2011/06/30、高知県中西部)
コオニヤンマ
(♂)
(撮影:2011/07/10、高知県中西部)
コオニヤンマ
(♂)
(撮影:2011/07/10、高知県中西部)
カトリヤンマ(蚊取り蜻蜒)
昼間に林の中で休む
カトリヤンマ
(♂)
(撮影:2011/08/07、高知県中西部)
カトリヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
ヤンマ科
に属するトンボです。
トンボの参考書などの記述によると、
カトリヤンマ
は朝夕の薄暗い時間帯によく活動し、日中はほとんど林の中で休んでいる場合が多いそうです。
左写真の
カトリヤンマ
も、
グンバイトンボ
の生息地を訪れた後に少し時間があったので、堰堤脇の林の中でカブトムシを撮影している最中に見つけたものです。薄暗い場所で、しかも木々に遮られ接写ができず、このようなピンボケ写真になっていますが、
カトリヤンマ
に間違いなさそうです。
次回チャンスがあれば、何とかもう少し鮮明な写真を撮りたいと思わせる程美しいトンボです。
ミルンヤンマ(Milne蜻蜒)
日中薄暗い林の中で休む
ミルンヤンマ
(♂)
(撮影:2011/08/14、高知県中西部)
ミルンヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
ヤンマ科
に属するトンボです。
ミルンヤンマ
の名前の”ミルン”は、当時東京帝国大学で地質学・鉱山学の教授をされていたJ.Milne氏に由来するそうです。
ミルンヤンマ
は胸に2本の幅広い黄紋を持ち、また腹部第2〜8節の黄紋もはっきりしています。
この写真の
ミルンヤンマ
は、上流には民家の存在しない高知県中西部の小さな川傍の林の中で見つけました。近寄ろうとすると逃げられ、そうこうしている内に、木の枝を除けようとして蜂の巣に触れ、左手を蜂に刺された為、やむなく撤退しました。よって、こんなピンボケの写真しか撮れず非常に残念です。夏〜秋の山林での撮影は、足下のマムシにも注意しなければならず、接写の場合は結構神経を使います。
次回はもう少し鮮明な写真にチャレンジです。
コシボソヤンマ(腰細蜻蜒)
玄関の外灯に飛んできた
コシボソヤンマ
(♂)
(撮影:2011/08/19、高知県中西部)
コシボソヤンマ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
ヤンマ科
に属するトンボです。
コシボソヤンマ
は褐色の地色に黄紋を持ち、腹部第3節が大きくくびれています。また翅の端には雌雄共に褐色紋があるそうですが、この写真のトンボは翅が蜘蛛の巣などで汚れて分かりにくくなっています。
この写真の
コシボソヤンマ
は、深夜に玄関先で何か音がするので出てみたら、外灯に群がる虫を食べに来たのか、薄汚れた翅や腹部の状態で飛んだり静止したりしていました。
あまり綺麗な写真ではありませんが、最近は本種の個体数が少なく、都道府県によっては
絶滅危惧種
に指定されているようですので、一応掲載しておきます。
ヤマサナエ(山早苗)
ヤマサナエ
(♀)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
ヤマサナエ
(♀)
(撮影:2011/07/10、高知県中西部)
ヤマサナエ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
サナエトンボ科
に属するトンボです。同じサナエトンボ科の
キイロサナエ
と良く似ているが、胸部の第1側縫線に沿った黒条がはっきりしているのが
ヤマサナエ
だそうです。この写真の
ヤマサナエ
は、高知県中西部の山中で撮影したトンボで、直ぐ近くに清流の小川があります。
ダビドサナエ(ダビド早苗)
ダビドサナエ
(♀)
(撮影:2011/05/15、高知県中西部)
ダビドサナエ
(♀)
(撮影:2011/05/15、高知県中西部)
ダビドサナエ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
サナエトンボ科
に属する日本特産種のトンボです。名前の「
ダビド
」はフランス人の生物学者ダビドに由来。「
ダビドサナエ
」と「
クロサナエ
」は良く似ており写真のみの判定は難しいようですが、『
風任せ自由人 : ダビドサナエ交尾&クロサナエ初撮影(5月上旬 埼玉県)
』のHPに判定方法が記載されており参考にさせていただきました。
ヒメサナエ(姫早苗)
ヒメサナエ
(♀)
(撮影:2011/07/15、高知県中西部)
ヒメサナエ
(♀)
(撮影:2011/07/15、高知県中西部)
ヒメサナエ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
サナエトンボ科
に属する日本特産種のトンボです。本州、四国、九州の山間部の河川上流域に生息するようですが、生息地は限られており都府県によっては準絶滅危惧種に指定されている。上写真の
ヒメサナエ
も上流に民家の存在しない山間部・清流域で見られた。
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)
ショウジョウトンボ
(♀)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
ショウジョウトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
ショウジョウトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボです。上写真の
ショウジョウトンボ
はメスで黄色〜橙色ですが、オスは成熟すると真っ赤な色(写真右参照)になります。なお、体の色が真っ赤でも、秋の風物詩の「
赤トンボ
」の仲間ではないようです。上の
ショウジョウトンボ
は、都道府県によっては絶滅危惧種に指定されている
グンバイトンボ
が多数生息する場所で撮影した個体です。また下写真の2頭のオスは別の場所の田んぼを飛んでいたものです。
ショウジョウトンボ
(♂)
(撮影:2011/09/04、高知県中西部)
ショウジョウトンボ
(♂)
(撮影:2011/09/04、高知県中西部)
ショウジョウトンボ
(♂)
(撮影:2011/09/04、高知県中西部)
グンバイトンボ(軍配蜻蜒)
グンバイトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
グンバイトンボ
(♀)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
グンバイトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
モノサシトンボ科
に属するトンボです。この
グンバイトンボ
は、全国的に個体数が減少しており、しかも生息地が局所的とのことで、都府県によっては
絶滅危惧種
に指定されているようです。上左写真の
グンバイトンボ
のオスを初めて見た時は、肢に何か物が付着しているのか、または奇形個体かと思いました。とにかく変わった肢のトンボなので写真をかなりの枚数撮影し、帰ってきて調べてみた結果、オスの中肢と後肢の脛節が軍配のように扁平な形をしたモノサシトンボ科に属する
グンバイトンボ
ということが判明しました。生息場所は、土砂が大量に堆積し、ほとんどダムの機能を果たしていない古い堰堤の上流辺りの雑草の生い茂る河原で、
クロイトトンボ
などと一緒に見られた。
グンバイトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
グンバイトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
グンバイトンボ
(未熟な♀)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
グンバイトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
グンバイトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
グンバイトンボ
(♀)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
クロイトトンボ(黒糸蜻蛉)
クロイトトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/17、高知県中西部)
クロイトトンボ
(♀)推定
(撮影:2011/08/07、高知県中西部)
クロイトトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
イトトンボ科
に属するトンボです。上写真の
クロイトトンボ
は、比較的小さな川の上流域で
グンバイトンボ
などと共に生息していたもので、上左写真の
クロイトトンボ
は口に獲物をくわえています。オスの体は全体に青みを帯びた黒色で、腹部先端にある二つの鮮やかな藍色紋が特徴のようです。上右写真は
クロイトトンボ
のメスだと推定していますが、あまり自信はありません。
クロイトトンボ
(♀♂)
(撮影:2011/08/28、高知県中西部)
クロイトトンボ
(♂♀)産卵シーン
(撮影:2011/08/28、高知県中西部)
クロイトトンボ
(♂♀)
(撮影:2011/08/28、高知県中西部)
オオイトトンボ(大糸蜻蛉)
オオイトトンボ
(♂)
(撮影:2011/09/24、高知県中西部)
産卵中のオオイトトンボ
(♂)
(撮影:2011/09/24、高知県中西部)
オオイトトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
イトトンボ科
に属するトンボです。名前に似合わず大きさは普通サイズで、体長31〜38mm程度のようです。オスは節も青く、全体に青の目立つ美しいトンボです。右写真は、産卵中のオス(上)とメス(下)です。これらの写真の
オオイトトンボ
は睡蓮の田んぼで生息していたものです。
キイトトンボ(黄糸蜻蛉)
キイトトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
キイトトンボ
(♂)
(撮影:2011/07/24、高知県中西部)
キイトトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
イトトンボ科
に属するトンボです。
キイトトンボ
のオスは、成熟すると腹部が鮮やかな黄色に、また胸部は黄緑色のなり、ひときわ目立つイトトンボです。写真の
キイトトンボ
も、
グンバイトンボ
の多く生息する場所で一頭のみ見られたが、非常に鮮やかな胴体色でした。
ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)
ホソミイトトンボ
(越冬型♂)
(撮影:2011/04/28、高知県中西部)
ホソミイトトンボ
(夏型♀)
(撮影:2011/08/08、高知県中西部)
ホソミイトトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
イトトンボ科
に属するトンボです。
ホソミイトトンボ
には、
夏型
と
越冬型
があるそうで、この写真のトンボは撮影時期から判断して越冬型と予想されます。越冬型は初めはあまり目立たない体色(褐色の地色に黒い斑紋)ですが、翌春になると写真のように鮮やかな青色になるようです。上左写真の
ホソミイトトンボ
は口に何か獲物をくわえています。なお、上右写真は
夏型
の
ホソミイトトンボ
(メス)ですが、同定に苦労し『
神戸のトンボ
』の管理者の方に助けていただきました。
アジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)
アジアイトトンボ
(夏型♀)
(撮影:2011/08/07、高知県中西部)
アジアイトトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
イトトンボ科
に属するトンボです。
グンバイトンボの生息地近くで1頭のみ見つけ、写真を1枚撮影した後見失ってしまった。黄緑色の胴体をしており、草むらに入り込み分からなくなってしまう。この写真1枚で同定しなければならず、最大の有力候補はアジアイトトンボのメス(夏型)だと思いますが、もしかしたら間違っているかも知れません。
次回のチャンスにもう少し多くの情報を集め、正確な同定をしなくては。
アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)
アオモンイトトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/25、高知県中西部)
アオモンイトトンボ
(♂)
(撮影:2011/09/10、高知県中西部)
アオモンイトトンボ
は、
均翅亜目
(きんしあもく)の
イトトンボ科
に属するトンボです。
アオモンイトトンボ
は体長3cm程度の小さなトンボで、同じイトトンボ科の
アジアイトトンボ
と良く似ているそうですが、
アオモンイトトンボ
のオスの腹部第8節は鮮やかな淡青色で、第9節が青いアジアイトトンボと区別できるようです。
オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2009/09/06、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♀)
(撮影:2010/08/07、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
は、
不均翅亜目
(ふきんしあもく)の
トンボ科
に属するトンボです。羽化した時はオス・メス共に黄地に黒紋があり、成熟するに従ってオスは黒から青灰色に変化するそうです。下写真の何枚かに成熟途中の黄地が残るオスの写真があります。最近の高知県中西部では
シオカラトンボ
よりも、この
オオシオカラトンボ
の方が良く観察されますが、一説によるとヤゴが水の汚れに強いからだそうです。写真撮影に際しても、この
オオシオカラトンボ
と
ミヤマアカネ
はかなり接近しても逃げない場合が多く、マクロレンズでの接写が容易です。
オオシオカラトンボ
(♂♀)
(撮影:2011/07/14、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂♀)
(撮影:2011/07/05、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♀)
(撮影:2011/07/12、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/17、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/17、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/17、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/20、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/20、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/20、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/20、高知県中西部)
オオシオカラトンボ
(♂)
(撮影:2010/07/21、高知県中西部)
羽化殻
オニヤンマの羽化殻
(ネコヤナギの木)
(撮影:2010/06/27、高知県中西部)
オニヤンマの羽化殻
(五右衛門風呂廃材の側面)
(撮影:2003/07/20、高知県中西部)
トンボの羽化した後に残される抜け殻(
羽化殻
)も、そのトンボの生態を研究する上での貴重な資料になるようです。上の2つの写真は共にオニヤンマの
羽化殻
です。年月日は異なりますが、羽化の場所は同じ約2m四方の領域内で、一方がネコヤナギの木の上に、他方が
五右衛門風呂廃材の側面
で羽化していました。
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