|
|
Vol.3 大坂地区花見探検の巻
|
|
探検日 H.14.3.25 PM0:00〜1:00
|
春の風物詩、スギ花粉によるくしゃみの競演が社内でも峠を越えつつあったある日、I隊長から花見に行こうという提案がなされた。早速コップ酒とスルメを買いに走ろうとしたC隊員は、I隊長の冷ややかな視線の先をたどって固まった。時計は正午12時過ぎ、まだ昼休みであった。
国道56号線を走ると、久礼の市街地への入り口を少し過ぎたあたりで矢井賀・上ノ加江地区へ向かう道への分岐点がある。黒潮本陣・風工房へのルートでもあるが、そこを左折し少し走ったところでさらに脇道へ入ると、目の前がぱっと明るくなり思わず歓声があがった。
中土佐町久礼大坂地区の桜並木は、二級河川の大坂谷川沿いに数百メートルにわたって続き、満開時はなかなかの見ごたえである。上流から下流にかけて植樹が繰り返されたようで、場所によって木の成長に違いがあることが景色に奥行きを与えている。 |

遠くまで続く桜並木
|
今年は全国的に開花が早いが、川沿いに並んだここのソメイヨシノ(おそらく)は、全体的に七分咲きといったところか。しかし赤い提灯がぶら下がっているところは花見シーズン真っ只中であることを思わせる。

れっきとした二級河川である
|
川沿いに並ぶピンクの行列を見ていてふと、これはどこかで見た風景だと思ったが、よく考えるとそれは自社HPトップ画面の絵であった(あっ、もう景色が変わってるかも…)。ここをモデルとしたわけではないが、偶然に似ていたようである。
路肩に車を停めて降りてみると、平日の昼間でもちらほらと花見をしているグループがある。遠慮気味に川の下流のほうに陣取り、I隊長持参のシートを広げて座ると、立派なヨッパライ、いやお花見客が一組出来上がった。桜の下で食べるお弁当は格別の味である。
|
場所柄か軽トラックを中心にぼつぼつと車両が通るが、気のせいか通る人が皆不思議そうな顔でこちらを見ていくような気がする。我々の他にも座って飲み食いしている人はいるのであるが、やはり妙齢の女性が2人で道端に座っていると人目をひくのであろう、という解釈に落ち着いた。
胃袋も満足し、頭上の桜の花を愛でながら、このまま草の上に転がって昼寝をしたい気分に陥りかけていると、向こうから見覚えのある青い車が近づいてきた。なぜか運転席を凝視するこちらのただならぬ視線に、車中の人影も気付いたようであった。やはり、同僚のT君であった。彼もお花見しながら昼食をとったのであろうか…
|

のどかなお花見会場
|
いっそのこと、午後は日光浴がてら、ここで目の保養をしながら仕事するのはどうかという計画も浮上した。体にも良さそうだし… しかし会社の性質上、それは絶対的に不可能であった。第一、電源を一体どこから取るのだ。自家発電か太陽電池か。野外ワークの準備をする時間で新しいソフトが2つ3つ作れそうである。

上流ほど立派な古木の桜だ
|
そんな無意味なことを考えている間に、気付くと昼休みも終わりに近づいていた。もう少しここでごろごろしていたいという欲求だけでは、とうてい昼休み延長の正当な理由になるとも思えず、やむなく我々ちょこっと花見隊は撤収を余儀なくされた。日中早くもC隊員憧れのコップ酒を酌み交わしているグループを横目に、I隊長はRV車をUターンさせるべく少し上流へと進んだ。
川の両岸には、昔ながらの土手というものが残されており、そこで熱心に何かを探している子どもを見かけた。つくしでも出ていたのであろうか。左岸には普通の民家が並び、商店などはなく静かな所である。
|
全国的に名の知られた桜の名所は、昼夜問わず桜より人が多くて煩わしいという方は、こんなのどかな名所はいかがでしょうか。喧騒から離れた、本来の花見が楽しめることと思います(ただし、これを読んだ人が殺到した場合は保証できかねます)
(C隊員)
→TOPへ
|
|